【注文の仕方(食べ物編)の番外編】
読者の方からお便りが届きましたので、さっそく紹介させていただきます。
「いつも楽しく拝見しています。
ペンネーム、バーバーバーにダーダーダーさん。
先日、こちらのページを参考に、7区のローカル店に行ってみました。
席に着いてメニューを見ていたら、値段の代わりに文字が書いてあるものがありましたが、あれは何なんでしょうか?
あれから気になって夜も寝られません。
いったい何が書いてあるのか、教えていただいてもよろしいでしょうか?」
あー、確かにメニューの値段のところに文字が書いてあること、ありますね。
お答えしましょう!
日本のおすし屋さん(回らないほう)などで、「時価」というものがありますね。
ちょっと怖くて手を出しづらいですね。
ずばり、それです。
ベトナムのローカルレストランにも、「時価」があるのです。
メニューに書いてあったのは、この単語ではないでしょうか?
☆時価
Thời giá (トイ ジャー)
「時価」となっていることが多いのは、エビやカニ、魚などの、ちょっと高めの食材。
一方、イカやタコなどは普通に値段がついています。
値段が時価となっているものは、事前にスタッフに値段を確認しましょう。
「今日はいくら?」と聞くと、その日の値段を教えてくれます。
メニューを指差して、「いくら?」と聞くだけでも大丈夫でしょう。
「それはいくらじゃなくてエビです!」などと気の利いた返しはなく、普通に値段を教えてくれますので。
そういえば以前、日本語ができるベトナム人の知り合いがものすごくヘンテコなメガネを掛けていて、
これは放っておけないと思い軽く突っ込む感じで「うわー、なにそれー?」とその子に言うと、
「メガネです!」
と真面目な顔で返されたことが。
☆いくらですか?
Bao nhiêu tiền ? (バオ ニュー ティェン)
スタッフは、たいてい「100gでいくら」という感じで答えてくれます。
ただ、グラムで言われてもよくわかりません。
そういう時は、続けてスタッフに100gだと何人分か、というのも確認しましょう。
すると、「お客さん3人だから、200gで十分よ」とか、エビだと「100gで5匹くらいよ」とか教えてくれます。
よくわからずに「じゃあ500gで」と言うと、スタッフが「二人で500gは多すぎ!200gで十分」という具合に、親切に教えてくれるでしょう。
と、ここまでの流れを知らずに注文してしまうと、お会計の際にびっくりすることに。
「時価」というだけあって、ローカル店とはいえ値段もそこそこします。
お店側はぼったくるつもりでは無いのに「ぼったくりだ!」と勘違いしてしまい、お互い気分が悪くなることも。
ビアホイ倶楽部で紹介するお店では、今のところ悪質なボッタクリはありません。
数字を勘違いして多めに払ってしまった時は、きちんと返してくれるくらいです。
その辺り、ホーチミン市中心部や観光地では本当に気が抜けないですからね。
7区のローカル店が好きな理由の一つでもあります。
特に初めて入るお店では、トラブルになりがちです。
最低限のことは知っておき、あとは美味しい料理とビールを楽しみましょう。
さぁ、ちょっと脱線してしまいましたが、次回はいよいよ【お会計の仕方】についてです!